盲導犬候補の子犬世話、不登校克服の生徒も(読売新聞)

 仙台市の私立高校で、不登校を経験した生徒ら約20人が昨年6月から、盲導犬候補の子犬の世話を手伝っている。

 子犬とともに生徒たち自身も大きく成長した9か月間。3年生7人は8日に卒業式を迎え、子犬も今春から専門の訓練センターに戻る。

 ラブラドルレトリバーの雌「エル」(生後11か月)を世話するのは、「クラーク記念国際高校」仙台キャンパス(仙台市若林区)の生徒たち。盲導犬候補の育成ボランティアを引き受けた同校の松村沙耶香教諭(27)が、「犬の世話やしつけを通じて生徒の心の成長を促したい」と、エルを連れてきた。

 子犬はボランティアが1年ほど家庭でしつけるが、日本盲導犬協会によると、学校では異例。生徒らは3班に分かれ、散歩や食事の世話を担当した。

 10年間、引きこもり状態だった3年の戸田麻美さんは、エルとともに盲導犬の募金活動に挑戦した。「数年前なら繁華街に一人で外出できなかった。エルが自分を外に引っ張っていってくれた感じ」。エルと一緒に過ごしたことで福祉への関心が高まり、卒業後は介護の専門学校に進むことに決めた。

 中学と高校の1年間を不登校で過ごし、高校2年の秋に転校してきた3年の福田亮汰さん(19)は最も熱心に世話をした。「エルの日々の成長は自分にも大きな自信になった」。今春から大学に進み、カウンセラーを目指す。

 松村教諭は「生徒たちはエルや仲間と心を通わせ、信頼関係を築くことを学んだ」と目を細める。

 日本盲導犬協会仙台訓練センター職員でエルを担当する末永陽介さん(27)は「生徒からたっぷり愛情を注がれ、人と一緒にいるのが大好きな子になった」と評価する。エルは5月頃に協会の訓練センターに戻り、本格訓練に臨む。最終的に盲導犬になれるのは候補の3〜4割程度だが、生徒たちは「エルならきっとできる」と応援している。

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